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話題 バックナンバ 2007年分
おらが家の現実逃避
トシ達のバイオディーゼル工場 

 トシは現在博士論文執筆中。このような時には現実逃避をしたくなるのは、 まぁみなさんも同じでしょうが当然油田ファミリの習慣でもあります。

 そこで、トシが友達のトーマスと研究開発したのが、地球に優しいバイオディーゼル。  つまり、自分たちの車に使う燃料を植物性の食用油からつくること。

 古い食用油を、フィルタしてからメタノールと苛性ソーダを混ぜて加水分解し、 普通のディーゼルオイルと同様の炭化水素にします。  加熱する温度の制御や、混ぜる苛性ソーダなどの量がノウハウらしい。  9月頃に始めて、最近は安定した品質が確保されるようになったそうです。

 父さんと母さんはその工場を見学してきました。といっても、 トーマスの家のガレージの中に並べた数個のタンクと電熱ヒータと手回しポンプがすべてです。  普段はセットしっぱなしだそうですが、ちょうどトーマスたちが友達の結婚式でオーストラリアから帰ってきたところで、 留守の間に車をガレージに入れるために、バラバラにしてガレージの端に寄せてありました。  つまり、分解可能なプラントというわけです。

 大学のカフェテリアから古くなったフライ用の食用油を毎週20リットル程度もらってくるので、月産80リットルくらい。  トシとトーマスの2台の車にちょうどの量だそうです。

 トシの車の排気ガスは、普通の燃料の刺激臭ではなく、ケンタッキーフライドチキンのようなにおいでした。

(2007.02.17父さん)

遊んでいるわけではござらん
2006年度ロボット大賞・優秀賞を受賞 父さんも参加して開発した測域センサ

 父さんは2003年から大阪の北陽電機という会社に協力して、移動ロボットが環境を知るためのセンサの開発に参加しています。

 URGシリーズと名づけられた測域センサ(走査式レーザ距離センサ)は、小型で移動ロボットに有効なセンサとして、世界中のロボット研究者の中で話題になっています。たとえば2005年の愛知万博でも、テーマ展示されたロボットの中でかなりの数のロボットがこのセンサを使っていました。実は、この測域センサという名称も父さんと北陽電機の人でつけたものです。経済産業省は、日本のロボット技術を開発を進め産業を興そうと2006年度からロボット大賞という制度を作りました。このセンサもちゃっかり応募者の中から選ばれて、優秀賞をもらい12月に表彰されました。

 このセンサは、それに先立ち9月にロボット学会の実用化技術賞でも表彰されています。

 父さんは、現在も大学の知能ロボット研究室の中で、このセンサの高度化や新しい応用についても研究を進めています。

画像をクリックするとPDF版が見られます。
(2007.02.17父さん)


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