今朝珂暖が仕留めた獲物その2。
あはははは、モグラだよ〜。
朝のイヌの散歩に同行した珂暖は、(といいますか、最近はあれは珂暖の散歩です)モグラを捕獲しました。
まだ生きていたので、父さんが取り上げて持って帰ってきた(なぜか)のですが、
珂暖は「あれどっかいっちゃった」とその辺を探すのに大忙しで、犬たちとは一緒に帰ってきませんでした。
結局サトコが迎えに行ったんだけど「ちょっとー!さっき捕まえたヤツがーー!」とブーブー文句を言いながら帰ってきたよ。
モグラは珂暖に致命傷とも思われる太刀傷を浴びせられたけど、うちに連れてきてもまだ生きていて、
ベランダにおいたらノソノソすごいスピードで地面に落ちました。
父さんが鶏小屋の隣辺りの柔らかい土の上においてやったら猛スピードで潜っていって、あっという間に跡形もなくなった。
お見事!
サトコは生きたモグラを見るのは初めてでした。
今までみた無数のモグラはみんなネコたちにトドメを刺されてたから。
(2006.06.20サトコ)
(以下は前回の記事)
さて、お待たせしました。
誰も待っていないかも知れませんが、お待たせしました。
一日20時間は眠っているはずのネコのくせに、一時もじっとしていない珂暖ちゃんの話題です。
先週の日曜日の夕方、うっすらと日が落ちてきたころ、突然木の上の鶏たちが騒ぎ始めました。
「またか、うっさいなー」と家族は誰も外を見なかったのだけど、
たまたま遊びに来ていたミオちゃんが外をみて言いました。
「黒いネコが茶色いトリをくわえてるよ」
家中突如大興奮。
大騒ぎで外に飛び出すと、珂暖が大きな獲物(雄鶏)を放棄して逃亡するところでした。
ミオちゃんの言うことには、珂暖がニワトリの首をくわえてズルズル引きずって庭を横切ったらしい。
とうとう珂暖が生きたトリ(しかもオス)を捕まえたのです!!!
トリは死にたてホヤホヤで(言葉通り。)、父さんが血抜きして食べようかと言い出しました。
庭中にはびこっている割りには滅多に手に入らないオスチャボの肉です。
もちろん食べますとも。
頸動脈を切って足を縛って逆さにし、30分ほどつるしておきました。
その間に火をおこしてお湯をわかします。
この日は朝から梅雨空で、即席カマドの火もなかなかつきません。
もういい加減薄暗い雨の中、死んだ逆さのトリの前で火をおこす一団。
ちょっとアブナイ。
火に藁をくべたりしてなんとかお湯を沸かし、ニワトリを熱湯につけてから毛をむしりました。
熱湯で湯通しすると、毛穴がゆるんで簡単に羽根が抜けてくるのですよ。
しかし、あまり経験しない感覚です。
頭・足・翼を落として羽根抜くと、もはやニワトリではなくなります。
←どこからみても鶏肉です。(あれ?蒙古斑がある?)
落とした頭は、ご褒美に珂暖に贈呈したけど、本人は「煮てあるの?しかもこれ、タダの頭じゃん!いらない。」といって
ネコまたぎを喰らわせてどこかへ行ってしまいました。
そんなわけで、両足と頭は庭の共同墓地に埋葬しました。
そう言えば、ニワトリだったときは真っ赤だったトサカは、
火が通ると鶏肉と同じ肌色になってしまって、ちょっと気持ち悪かったなぁ。
そして月曜日の昼間母さんが捌いて、夜ごはんにはめでたくチキンスープになりました!
運動量がソン所そこらの鶏とは違う油田家の鶏肉はちょっと堅かった上、
血抜きが完全じゃなかったらしくて赤身の強い肉でしたが、生臭さは全くなくてスープのダシには最適です。
残った内臓や骨も煮て犬たちに振る舞われました。
いやぁ、珂暖、ありがとう!
珂暖が次に捕まえるときは、一部始終を見てみたいものだね。
まったく、目が見えないといろんなことができるようになるものです。
それにしても、美々にだって捕まえられないニワトリのオス、日暮れの鳥目を狙ったとはいえ、
本当に珂暖が捕獲したのでしょうか・・・?
実際のところ、家族はみんな半信半疑です。
が、他のトリ達が騒ぎ出したのは、ミオちゃんが珂暖を発見するホンの数十秒まえ。
他の人の獲物を横取りしたのか?
死体はホカホカだったし、野良犬が来ていたなら、うちの犬たちが大騒ぎしたはず。
そしてとくに目立った外傷はありませんでした。
父さんの想像では、珂暖が鶏に飛びついて首にガブリとやって、
ビックリした鶏が暴れたために酸欠で死んじゃったんじゃないかな、ということです。
果たして真相やいかに。
ここは、鳥類行動学専門家のテルアキさんにご登場願いましょう。
きっと満足のいく説明をしてくれるでしょう。(ちょっとお腹の皮がよじれるヤツを所望す)
そういや最近、庭に白い鳥の羽が散らばっていたり、
飼料小屋の中に血しぶきがあったり(ちょとオオゲサ)、不思議なことが続いています。
フフフフフ・・・。
(2006.06.17サトコ)