つくばから バックナンバ 2005年11〜12月分
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植物学
油田家の大榎
玄関前の榎の木は、上の室に引っ越してきた夏に裏庭(後の芽衣の柵の中)に自然に芽を出した苗から育ったものです。
玄関前に移植してからももうずいぶん経ちますが、最近は、どんどん大きくなって2階まで届くようになり、
「油田家の大榎」と呼んでも良いくらいになりました。(少しオーバーかな?)
この木は、夏は緑の葉が茂って日陰を作り夕方の強い日差しをよけてくれます。
一方、冬になると葉がすっかり落ちて夕日が家にあたるのを邪魔しない、という優れものです。
今年は、葉が落ちるのが例年に比べて2週間ほど遅く11月の終わりまで青々としていましたが、
初霜もおり、この数日の間寒かったので、だいたいの葉が落ちました。
[写真は、左:葉の茂っている榎の木(11月初め)と、右:葉の落ちた様子(昨日)]
いま、庭や道路は落ち葉でいっぱいです。
そこで、昨日は、久保寺さんの美生ちゃんや慧君が訪ねてきたので、一緒に落ち葉焚きをし、焼き芋を作りました。
(2005.12.12父さん)
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ローカル交通法
やっとできました 新しい標識
作り始めてから3週間。やっと設置完了です。
かなーりシツコイですよ。
南東から走ってくると、「徐行お願い」→ネコの絵+「徐行お願い」→「聾犬注意」。
北西から来れば、「徐行運転ありがとう」→鶏の絵+「幼鶏注意」→「盲猫注意」。
設置してから通る車はみんな徐行しているよ!しめしめ。
「なんだこりゃ」とゆっくり走って眺めているだけらしいですが。
この標識は、夜もバッチリ見えます。
文字と絵は再帰反射性の塗料で書きました。
どうですか?
この特殊ペイントは、ガラスのビーズが混ざっていて、光を投射方向に反射してくれます。
道路にある交通標識とかと一緒のはず。
ジョイフルで探したのだけど、売っていなくてネットで購入したよ。
(興味のある人は、小松プロセスのサイトを見るといいよ)
ジョイフルになければあきらめざるを得ない時代は終わったのだ。。。
(2005.12.11サトコ)
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動物行動学
明け方の大脱走 侮れない大和
一昨日の朝、散歩に行こうと小犬小屋まで行った母さんが、
戸が開いていて、大和が中にいないことに気づきました。
どうやら前夜に戸がきちんと閉まっていなくて、何かの拍子に開いてしまい、大和がフラフラと外に出たらしい。
フラフラのくせにどんどん歩いていってしまうので、きっともう家の敷地にはいないんじゃないかと母さんが言うので、
父さんとサトコが家の周りを探しました。
「今の大和の状態で、溝に落ちずに遠くまでいけるとはとても思えない。」
「きっとどこか溝か田んぼに落っこちて冷たくなっているに違いない。」
と最悪の結果を覚悟しつつも捜索しましたが、どこの溝にも死体は浮いていません。
他の犬の散歩を終えて帰ってきた母さんの「大和は一人で歩き出すと西に向かう」との情報をもとに、
ゴミ捨て場の方まで捜索範囲を広げることにし、やっぱりどぶや溝を中心に探しました。
橋の袂まできたところ、「フワンフワン」という聞き覚えのある鳴き声が!
はて、生きている!とちょっとホッとしつつ、走って声のした方まで行ってみると、
橋の手前の田んぼの中に、大和が寝ていました。
よくこんなところまで、足を踏み外さずに来たもんだ、とビックリしました。
散歩の時も、放っておくとどんどん明後日のほうへ歩いていってしまうのです。
一人でどうやって歩いているのか、試してみたところ、なんと。
珂暖と同じように、ともかくあるいて、がくっと落ちそうになったら軌道修正、また落ちたら軌道修正、
という方法で、歩けることがわかりました!
きっとあの地点まで行ったら疲れちゃって、寝ることにしたんだろう。
でも、大和が鳴いてくれたから見つかったのです。
だってどぶの中しか見てなかったからね。
実は、この話には続きがあります。
大和を無事小屋に戻し、朝ご飯を食べていたら、(おそらく)近所のおじさんが、
「犬が一匹あっちの田んぼで寝ていたよ、お宅のじゃないの?」と知らせに来てくれたのです。
なんでもおじさんも犬の散歩中、田んぼのど真ん中でグーグーねている犬を見つけ、
「ありゃー、油田さんとこかな」と思って、家にかえり電話をくれようとしたところ、
番号が電話帳に載っていなくてわからなかったのですって。
そこで、わざわざ家まで知らせに来てくださったのです。
世の中には親切な人がいるものですねぇ。
幸い、今回は母さんが気づいて、大和が鳴いて、サトコが見つけていたけれど、
そのおじさんの一言で「へ?大和がいなかったの?」と気がつくこともあり得たわけで。
いやぁ、おじさん、どうもありがとうございました。
(2005.12.10サトコ)
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ローカル交通法
じょこうのじょ むしろ正しい。
家の前の通り、近所の車でない通行が増えました。
耳の聞こえない犬だとか、目の見えないネコだとかが横切るので、
これまでも看板を立てて、ゆっくり走ってもらえるようにアピールしてきましたが、
先日、鶏を捕るパチンコの威力を試していたらあんくんが、この看板の鶏を狙い、
見事に仕留めたので(デカい穴を開けたので)新しい看板を作っています。
夜間もよく見えるように、再帰反射性のペイントでかなり目立つヤツだよ。
週末の間に父さんと立て方を相談して設置予定です。
出来上がったら写真を載せるよ。
その余ったペンキで、道路にもサインを書きました。
「?なんかおかしくない?」と思ったひと。
ハイ、おっしゃるとおりです。 てへっ→
いや、ここを通るな!という本音が見え隠れ・・・? ってことで!
そのうち朱書き訂正しておきます。
(2005.12.10サトコ)
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年越し
電飾2005 またちょっと消費電力アップ
新年を迎えるにあたり、今年も電飾をつけました。
遠くからみると周りが真っ暗なので結構目立ちます。
いかがわしい店に見えなくもありません。
屋根も輪郭に沿ってつけたいとおもったのだけど、どんだけ追加すればいいことやら。
こいつのせいで、ブレーカが落ちたりしたらバカみたいだし。
南からみた景観を損ねないように茶色い家にしたというのに、その計画がダイナシだよね。
(2005.12.10サトコ)
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食物学
小僧のさらにその後 柿の小僧のなれの果て
干し柿ができましたよー。
いつもはお正月の頃にようやく出来上がっていたのに、なんか早かったね。
これ以上干しておくと固くなってしまうので、母さんが回収して冷蔵庫に保存しています。
ちょびっとしかできなかったので、先着順のお友達にたったの一個ずつお裾分けしています。
味見をしたいひとは急いで、遊びに来た方がいいよ。
(2005.12.10サトコ)
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電波系
怪しいタワー出現 川向こうの松林
なんかうちの庭の南はしに、タワーが出現したよ。
おそらく携帯電話のアンテナと思うんだけど。
並木3丁目の住宅を売りに出すにあたり、いくらなんでも圏外はヒドイだろう、
ということで出現したのじゃないかと推測します。
だからってうちの庭に建てることないじゃん!
ある朝、おおきなクレーンがやって来たと思ったら、昼前にはできあがり。
そごいもんですね。
父さんは、高圧線よりもアブナイと言っています。
母さんは、もう引っ越したいと言っています。
それにしてもさー、JAXA本社ビルもそうだけどさー、景観を損ねること限りなし。
なぜ、ただの一言も断りがないのだ!
「いつか爆破する」目標がまた一つ増えました。。。 イヤハヤ。
(2005.11.17サトコ)
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防災
家の中でも輻射で熱かった 火事
11月10日の朝早く、2軒西のミヤモトさんちが火事で大変なことになりました。
東京に出張予定で早起きしなければならなかったサトコがまだぐーぐー寝ていた早朝。
消防車の音と、犬の鳴き声で目が覚め、外をみたら、すごい煙と炎と熱でした。
とっても恐かったです。
とうさんが念のため、屋根のスプリンクラーシステムを始動しました。
風がなかったので周りには広がらなかったけど、この火事でふたり亡くなりました。
ご冥福を祈ります。
新しい建築材の新しい家は、耐火の壁材だったりして、家の中から火が上がると、
煙突のような構造になってしまうことがあるっちゅうことだ。
うちも家の中は燃えやすいものばかり、おまけに火鉢を前にうたた寝するのが日課の父さんもいます。
猫たちはちゃんと逃げるだろうか。
母さんは鶴を救出していてそろって逃げ遅れ、なんてことにならないだろうか。
出張先でも、「家の近くで火事だったんだって?」と全国から(ちとオーバーか)近火見舞いの言葉やメールを頂きました。
恐るべし、ネットのニュース伝搬速度。
(2005.11.17サトコ)
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子金魚
今年生まれの金魚 4cmくらいに成長
今年生まれた金魚は、だいぶ大きくなって、時折、姿を見せるようになりました。
玄関前の池には一尾、庭の鯉池には三尾くらいいる模様。
どちらも、どういう訳かあまり赤くない。だいだい色をしています。
まだ、鯉や大きい金魚用のえさは大きすぎて食べられませんが、時々浮いているえさに寄ってきて、飲み込むチャレンジをします。
もうじき、上手に食べられるようになるでしょう。
涼しくなって、どちらの池も、水草が減ってきました。
菱はしばらく前に姿を消し、睡蓮も勢いがなくなって、水面に占めている面積が減りました。
ウォーターレタスももうそれほどは増えません。これからは、金魚が泳いでいるのがよく見える季節になります。
(2005.11.7父さん)
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越冬学
竹炭焼き2005 釜開き
火鉢のシーズンになりました。家の1階では先月の半ばから、昨年までの火鉢と、
トシたちが車川の二階で見つけた木枠の火鉢が活躍しています。
すでに、家の炭焼き窯にして二杯ほどの竹炭が消費されました。
父さんは、いろいろと忙しさに追われ、それにくたびれてしまっているので、
今年はまだ炭焼きが始まっていませんでした。
でも、この調子ではまもなく在庫の炭がなくなってしまいます。
そうなったら、寒い冬を越すのが大変です。
というわけで、父さんは先週末に庭の炭焼き窯(といっても地面に30センチくらいの深さの穴が掘ってあるだけですが)を整備し、
昨日(土曜)の昼に大学から帰ってから、今年初めての竹炭焼きに挑戦しました。
今朝、ふたを開けて取り出しましたが、まだ、窯が本調子になっていないようです。
灰と生焼けのところが半分ずつで、良い炭になったのは僅かでした。
早くリズムを作って、毎週二窯くらい焼かないと。
家の炭は、竹藪から枯れた竹や邪魔な竹を切り出してきて原料にします。
炭焼きをどんどんやると荒れた竹藪がきれいな竹林になります。
炭焼きは、来年のタケノコのためにも良い、一石ナン鳥かの優れた作業なのですが、
竹を切る所からやるのは結構くたびれます。
誰か手伝いに帰ってこないかなー。
(2005.11.5父さん)
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食物学
新顔の小僧 むかご(零余子、山芋の小僧)
むかご(零余子)とはヤマノイモの葉のつけ根にできる珠牙(しゅが)のこと。(岩波国語辞典)
しばらく前にどこかの山でとってきたむかごを庭に撒いたのに、一向に生えてこないと思っていたら、
今年は山芋の蔓が出てきて、フェンスにからんで育ちました。
秋になって、茎にたくさんのむかごをつけたので、時折採って食べると山芋の味です。
涼しくなり、そろそろ皆落ちてしまいそうになったので、母さんと収穫しました。
今夜はむかごご飯がいいな。
(2005.11.5父さん)
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食物学
小僧のさらにその後 干し柿の小僧
我が家で初めて実った渋柿の小僧を、さっそく干し柿にします。
父さんが縄をない、それを甲斐がジャマし、母さんが皮をむき、サトコが写真を撮りました。
全部で15個です。
あれっ。 一個足りないですね。
熟し柿だったので、母さんがそのまま食べたかも知れません。
小僧たちはどいつこいつも、とても大きくて立派です。
黄色くなる前にボトボト落ちて、かってに"間引き"されたおかげでしょうか。
8年分の養分が一気に実になったのでしょうか。
これで、来年のお正月には、我が家完全オリジナル干し柿が食べられます。 カビなければの話。
(2005.11.2サトコ)
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