熱力学第二法則への挑戦

作業場エントロピーの減少

 長年の懸案事項だった裏の作業場整理整頓の件。

 いつかなにかに使えそうなモノがありすぎて、父さんにはお手上げ状態だった作業場は、 このたび、トシの活躍により、きれいさっぱり片づきました!

 まずは父さんが、作業場の北の端に物置を設置。  マンガ図書館の動画の中で物置をつくっている父さんもちらっと見えますね。  物をおける場所が増えたけど、どうやって整理しよう?と悩む父さんが半年放置した後、 トシがチャッチャと作業を進め、あっちゅう間にきれいになりました。

(2011.2.27 サトコ)

食物連鎖学

屋根の上のくちばし持ち

 庭の池には大量の鯉と、7匹の金魚がいたのですが、どうも最近減った気がしていたのです。

 志賀高原にスキーに出かけようとしていた日、その犯人が分かりました!

コイツです! →
 アオサギですね。

 この青い詐欺師は屋根の上からじぃっと池を眺めていました。

(2011.2.26 サトコ)

冬眠妨害学

鶴パレス

 クサガメの鶴ちゃんは、うちの何代目かのカメなのですが、歴代のカメさん達のように脱走しないように、 外の池ではなく2階の水槽に住んでいます。  床においてある水槽の水を交換するのは、膝の悪い母さんには重労働です。  そこでトシが、キャスター・排水ホースつき鶴パレスを作成しました!

 水を交換するときには、水槽についているホースをつかってベランダに排水し、トイレにごろごろ転がしていって水を入れます!  今までに比べてずいぶん楽チンです。

 我が家で唯一冬眠をする鶴ちゃんですが、は虫類は冬眠中に死んでしまう場合もあるということで、 真冬は積極的に温めてやって冬眠しないですむようにしています。  これまではホットカーペットの上に水槽をおいていましたが、鶴パレスはヒータがついているのです!  しかも、昼間は日当たりのよい場所へキャスターを転がして移動できます。
 夜、鶴パレスは壁が結露しています。  すきま風たっぷりで放熱効率がよいうちの中で一番暖かいんじゃないかな。

 材料は、水槽にプラスチック製のコンテナ、スタンドに父さんが中学生のころ作った学習机。  この机は平成の御代になってからはテルが使っていたものです。  右の写真は、鶴パレスを床から見上げたところですよ。

(2011.2.26 サトコ)

音痴克服学

竹琴(ちっきん)!

 毎年数百本生えてくる竹を駆除のために切り倒して枝を払ったあと、同じ位の長さに切って庭に積んでおきます。  そうすると、次に薪やら炭焼きやら工作をするときに便利だからです。

 短く切った竹を積んだり蹴飛ばしたり投げたりしていると、竹がなにか堅いものにぶつかったときに、 きれいな音がするのですが、これで楽器を作ろうと言う事になりました。

 いろいろ試していて分かったのですが、単純に丈が長ければ低い音、短ければ高い音が出るというわけではないようです。  堅さや節間のながさ、乾燥具合などで音が変わるのです。

 竹置き場の竹を何十本も試し叩きをして、下のソから上のドまで11音階の打楽器が完成しました!  竹でつくった琴だから、竹琴(ちっきん)です。(命名:イヌカイさん)  バチももちろん竹です。

 竹琴のよいところは、二人で鍵盤をはさんで向かい合い、両側から演奏して連弾ができるということです。  とりあえず、トシとサトコは「カエルの合唱」をケロケロ弾きました。  トクシロウのように寝っ転がってピラミッドパワースポット代わりにも使えます。

 数週間楽しめた竹琴ですが、だんだん乾燥してヒビが入ったりしたらしく、音階がずれてきてしまい、とうとう薪置き場に戻されました。

(2011.2.26 サトコ)

遅刻防止学

裏山にエスカレータ・・・

 サトコは朝8時2分に上の室橋を渡り終わっていないと、始業時間までに研究所に到着できません。  だから毎朝「おくれるおくれる」と裏の竹山を走り登っているわけですね。

 この竹山、上の段の駐車場までの工程半分は崖です。  生えている竹を両手でつかんで懸垂しながら登るわけです。  片手に荷物を持っていたりすると、魔の8時2分に間に合わないこともあります。  母さんも上の段から出かけるときは(回覧板を届けたり)、この崖を登ります。  4つ足のみなさんはチョイチョイ登っていきますがね。

 その苦労を知ってか知らずか、まずハルが中の段から上のだんまで、次にトシが下の段から中の段まで、エスカレータを作ってくれ

 。。。るはずだったのですが、諸所の事情により階段を作ってくれました。

 これで、最近出勤時に汗だく泥だらけということがなくなりました。

(2011.2.26 サトコ)

有効閑利用学

羊遊びの強い味方

 高速加熱と高速冷却が得意なサトコのものつくり趣味ですが、いま手を出しているのはフェルトワークです。  北海道まで行って羊さんの毛をもらってきて、洗って梳かして染めてフェルト化して遊んでいます。

 作っているものは、スリッパやバッグ、カメラケースのような小物とか、例によって携帯ストラップなどなどです。  上手に作れるようになってきたのでそろそろ大量生産してボロ儲け、というのがトシとサトコの画策なのですが、なかなか儲かり始まりません。  おかしい。

 きれいに洗った羊毛の繊維をそろえる工程をカーディングというのですが、犬の毛をとかすブラシのお化けみたいな道具(ハンドカーダー)を使います。  楽しい作業なのですが、なにせ手が疲れる。  上手な人は「全然力なんかいらない」らしいんですけどね。

 疲れる疲れるとぼやいていたら、羊毛の本場にいるトシが、ドラムカーダーを買って来てくれました!  これでもう手の腱鞘炎におびえることなく、羊毛と格闘できます。

 しかも、トシの友達がアルパカ牧場をやっていて、そこから上等なアルパカの毛も大量に購入。  材料の心配なく遊び続けられます。

 まったく世の中便利だよ。  カーダーも便利だけど、なにしろ弟が便利。

(2011.2.26 サトコ)
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